ただいまご指名入りました。2回生のはたなかです。
1回生に向けて、軽く自己紹介しておきます。
1 クール
2 ニヤニヤしない
これが僕です。これが僕ですからね・・・
ん?誰や誰や?「そんなわけねぇやろ。」と言うた2回生のやつは。山口のやつか?岐阜のやつか?みなさん、だまされてはいけません。普段の僕はいつもクールですからご安心ください。
改めましてスーパー真面目系男子のはたなかです・・・
ん?誰や誰や?「何言うてんねん。」と言うた2回生のやつは。脳筋か?もう一人のニヤニヤ系男子か?みなさん、だまされてはいけません。普段の僕は知的ですのでご安心ください。
さあ、1回生のみなさん、僕をクールな先輩として取り扱いくださいませ。
さあ、話は変わります。私は見てしまったのです。見てはいけないものを。
その一部始終をメモに書いていたので、それをまとめました。では↓
俺は電車に乗っていた。
外は晴天。気持ち良いほど晴れ渡った日。いかにも電車内で何か起きそうな予感。俺の春が始まるのか。まさに俺のストーリー第1章にふさわしい日だった。
「次は明石、明石です。お降りのお客様はご注意ください。」
ふと考える。
「んー。明石と言えば何があるやろ。やっぱりタコか。そういや、タコって吸盤ありすぎやしないか?あんな吸い付くものあったら不便とちゃうんか。海藻とかくっついてしまうで。それに比べて人間は吸盤ないからよかったな。だって吸盤あったらいろんなもんくっつきそうやもん。スマホとか触ったら、手にくっついたまま離れへんやろ。ははは。」
タコのことで頭が埋め尽くされた瞬間のことだった。
「なぬ??」
車内に入ってきたのは“吸盤のついた”カップルだった・・・
もちろん、本当に吸盤がついているわけではない。しかし、彼らは手と手をつなぎ、“ピタッ”と恋人つなぎをしておる。タコの吸盤のごとく強固に手をつないでおり、離れることはないだろう。いかにもラブラブなカップルの到来だ。明石というのは、こんなにもラブラブな町なのか。なんとエレガントな街なのだ。
ちなみに俺はこれから練習に行く。きつい練習だ。“もがき”“苦しみ”“へとへと”になるまで走り続けなければならぬ運命だ。それに比べてやつらはデートだろう。スキップスキップらんらんらん、だろう。タコかイカかわからんが、これはイカがなものか?
入ってきたカップルは、おそらく大学生。
メンズはマッシュヘアーの高身長で、いかにもオシャレ。モテそうなオーラがプンプン、プンプンしておる。
レディースの方はボブヘアーが似合う感じで、小さくおっとりした感じだ。こちらからもモテオーラがプンプン、プンプンしておる。
もう俺は、激おこぷんぷん丸である。(別に怒っていない)
その後も、「これ見て?」「めっちゃかわいいやん。」とスマホを見せ合い、何やら楽しそうである。カップルのたわいもない会話は俺にけっこう聞こえている。俺の耳にタコができないか心配だ。まあともかく、素敵なカップルだ。聞いていて、こっちまで幸せな感じになる。初々しい、“たこの吸盤カップル”かと思っていたが、熱々のたこ焼きカップルであるらしい。彼らの頭上からボワーっと湯気が出とるわい。まあなんとも良い感じです。
やつらは幸せという湯気を車内に残し、次の駅で降りた。
たこ焼きって羨ましい。
【解説】
人からは、何かしらの湯気が出ているものです。ある人はそれをオーラと呼んだり、雰囲気と読んだりしています。ニコニコしている人からは、優しそうな湯気が出て、まじめな人からは真剣な湯気が出ています。そして周りの人は、湯気からその人の気持ちを推察します。
練習の気持ちが入らない時、ついついマイナスの湯気を出してしまうことがあります。僕自身も気をつけたいですね。
新入生も入り、試合も続いていくと思いますので、プラスの湯気を出せるよう、声出し?等盛り上げていたいです! 以上。
次は、幸せそーな湯気を出している人で。